ちょっと思い出したこと

大学時代好きだった音楽を聴いていた。

 

私の白くて可愛い城。

大好きだった先輩の背中。

夏の夜、帰り道の匂い。

カラオケオールした後の眠気。

空きコマの女子トーク

染めたての髪の毛。

 

聴いて思い出せるたくさんの感覚があってよかったな。

でも、懐かしく感じてしまうほど時が経ってしまったのはさみしい。この歌も、私も。もう誰にも会えないのに。感覚は今でも思い出せる。

 

カウントダウン日記

社会復帰してあっという間に二週間が経った。不安と緊張でいっぱいだったため、気休めにiPhoneのメモに残していた社会復帰までのカウントダウン日記を載せる。

 

 

10日前

前職の同期飲み会。参加者は少なかったけど楽しかった。もう退職しているので話についていけないこともあったし、声が通るタイプではないから集団だとつい聞き役になっちゃうけど、「次も来てね。新しい風を吹かせて。」と言われた(笑) みんな愚痴りながらも、私が耐えられなかった環境で頑張っているんだと思った。転職先が決まったことに、「早いね!」と言われたけど、会って次の報告ができたからよかった。本当に同期には恵まれた。

 

 

9日前

飲み会の疲れで11時前まで寝た。

餃子の王将でラーメン定食を食べた。

 

 

8日前

お久しぶりの友達と展示会に行った。めっちゃ楽しかった。友達と遊ぶなんてイベントがあまりないから疲れの加減なく遊んだ。お腹いっぱい。

 

 

7日前

雨でジメジメ。家事はほとんど彼に任せちゃってたかも。セブンのスムージーを初めて飲んだ。昨日まで楽しかったから今朝はすごく寂しかった。社会復帰前の過ごし方を検索したら、新しい環境に備えて頑張ろうとせず、リラックスする時間を過ごすことがいいみたい。最後の一週間ゆっくり過ごそう。

 

 

6日目

筋弛緩法をやった。早めのお昼をとった。午後はポテトが食べたくなって、おやつにコンビニの冷凍ポテト。アニメ「日常」を観て、14時半から2時間もお昼寝をした。意外と日中こんなに寝たのは休職してから初めてだ。一日をだらけて過ごしてしまった罪悪感と焦りはあった。明日はハロワに行く予定。天気も悪くて憂鬱だな。

 

 

5日前

午前中ハロワ。就職先が決まったのが早すぎたため手当は何ももらえず。大雨で気分もどんより。気がついたら17時前。一日があっという間すぎて、このカウントダウンが辛い。今日は昼寝をしていないのに、昨日と同じ体感で時間が過ぎる。アニメ「日常」を一気見して、寂しいから最終話だけ残している。ずっと、大丈夫な気もするし、大丈夫じゃない気もする。

 

 

4日前

派遣会社から就業前確認の電話。しばらく保険証のない生活を送っていて不安。はやく保険証が欲しい。しまむらとアベイルに行った。バッグと靴は生活に余裕でたらいいの買いたいな。週一の楽しみにしているドラマが終わっちゃって、来週の回を見る時はもう働き始めてるなーと。落ち着いていつも通り過ごそう。

 

 

3日前

午前中に家事を終わらせた。彼氏が別のことで取り込んでいて相手をしてもらえないのでつまらない。アニメ「PSYCHO-PASS」Season1を見終わった。夜は天ぷら屋さんに行った。すごく寒かったけど、そのあとマックに行ってシェイクを買った。つい、寂しい 悲しいって口に出しちゃうな。

 

 

2日前

朝は清々しく。アニメ「日常」をまたみる。予定通り生理が来た。今日までのブルーな気持ちの原因はヤツのせいか。彼氏が夕方に発熱。最近、彼氏の体調不良が多いので、心配で、ブルーな気持ちとも相まって、泣きながら鍋の具材4日分を仕込んだ。仕事が始まったらきっとご飯が作れなくなるから、しばらく楽できるように。夜も涙は止まらなかった。

 

 

1日前

朝は洗濯をしてアニメ見てゆっくりしていた。彼氏が大丈夫だというので、行けないと思っていたライブに行った。生理本番って感じで、私の方も体調的に結構きつかったけど、行ってよかった。社会復帰のタイミング、もしかして早かった?もっと休んでた方が良かったのかな?って周りの反応見て思う。これから後悔しないかな。すでに辞めたい。さて、明日からどうなるのか。

 

転職先

希望していた事務のお仕事が決まった。

あれだけ避けていた派遣社員として。

 

特別なスキルは必要なく「タイピングができれば」ということだったので、指を慣らしておくためにもブログを更新することにした。

 

やりたい分野で事務募集していたところがあったが、面接で落とされてしまい、若さがあっても未経験だと厳しいのだろうと落ち込んでいた。接客業のアルバイトしかとりあえずは選択肢がないのかと諦めかけていたとき、派遣の事務を経て正社員になった人の話をきいた。その人に大卒ならもっといいところいっぱいあるよと励ましてもらった。だから、アルバイトをとりあえずで始めるより、これから正社員を目指すために派遣の事務として面接を突破できる経験を積もうと考えたのだ。

 

派遣会社に登録してから、とんとん拍子に事が決まっていった。向こうの人は仕事が早いらしい。回復に向けてゆっくりと過ごしてきた私に、このスピード感ある対応は少し刺激的だったようだ。

 

私は今とても不安なのだ。

 

休職期間もあり、3か月弱は社会と接点なく過ごしていた。そんな私が社会復帰して、大丈夫だろうか。人を頼れるだろうか。迷惑をかけたら、怒られたら…。前職での辛い状況がよみがえる。今までいた業界と全く異なる新しい環境、仕事、誰だって戸惑う。私は自然な反応を起こしているだけだと、自分をなるべく安心させるようにしている。どんな仕事を始めるにしろ、不安で、緊張でいっぱいになることはわかっている。

 

念願の”ふつうのOL”になれるのだから、新しいオフィスカジュアルな服を買って気持ちを上げていこうと思う。

 

残り少ない無職生活も楽しみながら。

 

 

職のない人間が考えていること

先日、退職届にサインをした。

 

そのうち役所に行って国保加入の手続きをし、転職活動に向けて本格的に動き始めなければならない。

 

毎日転職サイトから情報収集をしているが、一般事務、完全週休二日制、年間休日120日以上、月収20万以上、という条件では、得体の知れない派遣会社が名を並べるだけだ。大学卒業後は進学し、一般的な就職活動をしたことがない私には会社の選び方がわからない。

 

もう仕事に対してやりたいことなどない。だけど、正当な理由がないのに働いていない状況は脱出したい。毎晩、不安で仕方がない。不安があるのならまだ休養が必要なのか、病気の域ではなく怠惰なのか、何もわからない。医師の意見も聞くべきなのだろうが、病院にはもう行かないことにした。初診で話も聞かずに薬を処方する医師の元へは通う必要はない。私は確かに適応障害なのであろうが、薬でどうにかしようとされるものではない気がする。二回目の受診の際、「ちゃんと飲まないと治らない。どんどん社会復帰できなくなる」と言われた。飲みたくないなら飲まなくていい。

 

そんな中、以前読んだ恐ろしい本を思い出した。「専業主婦になりたい女たち」という本だ。今思えば、私は高校生の頃から、社会人になったら2、3年目で理想の男性と出会って結婚して専業主婦になるのだということを想像していた。その本によると、現代ではそのような甘い考えでは生きていけない。女性は結婚や出産をしたとしても、細く長く仕事を続けることが大事なのだという。生計を共にする人や頼れる実家を失ったとき私には何も残らない。自分一人でも自立した生活を送れるくらいは稼ぐ必要があるということを痛感した。

 

それなのに私は、仕事は一生続けるものではないという淡い期待を心のどこかに置いていた。

 

もう20代半ば。30を過ぎると正社員での中途入社は難しいときく。世間はなんて厳しいのだ。年齢や経歴で取捨選択される戦いに挑みたくない。精神を削って勝ち抜いたとしても、環境にやられて再び振り出しに戻るのも怖い。国家資格を持っているので就職先は最悪なんとかなるのだが、私はその職との相性がどうも悪いようだ。

 

そもそも働くこと自体、向いていない人間もいるのではないか。

 

正社員にこだわらず、フリーターという選択肢もあるが、手取りが今(もう今ではないが)より7万ほど下がってしまう。ボーナスもほとんどもらえなくなる。正規と非正規で同じ時間働いてこれだけの差があるのなら、さすがに正社員になったほうがいい。その分責任や業務負担は重くなるが、少なくとも、なれるうちは目指した方がいいのだろう…。

 

あたしンちの母のように生きたかった。だが、現代においてはあたしンちの母の生活は、裕福な家庭の専業主婦ライフに過ぎない。

 

半年後、私はどんなブログを書いているのだろう…。

現実と夢

適応障害で休職して3週間目。

医者の言うとおり、休むことにも段々と慣れてきた最近は、友人と会ってランチをしてみたり、スーパーの買い物で必要なものの分別がついたり、少しずつ普段の自分を取り戻しつつある。余談だが、スーパーやコンビニで何を買えばいいのかわからなくなり、結局、何も買わずにお店を出たときの虚無感がかなり辛かった時があった。(話を戻す)今は、朝の9時まで寝ている自分に罪悪感を感じたり、来月分の給料はないのだという金銭面の余裕のなさもあったりして、どうしようもない焦りがじわじわと押し寄せてきている。

 

私は前職を辞めた後、2ヶ月間の無職生活を経験しており、早く次の仕事を見つけないといけないという焦りの末、今の仕事に就いた。恋人から「今度はゆっくり探そう」と言われて、ハッとしたので、勢いで選択してなんとかなると思い込んでいた自分の楽観さも見直さなければならないなと思った。

 

だから、今感じている焦りに騙されてはいけない。

 

年が明けたら、休職期間も終わるので上司から連絡があるだろう。その後のことを考えると不安しか湧いてこない。どんな気持ちで新年を迎えよう。休職前に行ったディズニー楽しかったな。今度はワッフル食べたいな。クレジットカードの支払い高かったな。現実という夢をいつも見ているようだ。

 

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エネルギー

今朝はやけに落ち込んでいた。いや、ここ最近ずっとそうだ。

 

生理が始まったのでPMSの症状があったのだろうし、この先2ヶ月中に業務負担度の高い予定が立て続けに入ってしまったからだろうとも思う。一緒に暮らしている恋人へも、連日、仕事や家族のことで気が滅入る話をしてしまった。

 

新しい曲を漁る余裕もなく、イヤホンをしても無音のまま過ごすことが多かったのだが、今朝はなんでもいいから耳に入れたくて、AKB48のプレイリストを流していた。自信を失うような思考をしていたため、「桜の木になろう」が流れてきたタイミングでうっかり涙が溢れそうになったが、もう降りる駅の手前だったため、気を取り戻した。

 

仕事中も自分がどうしてここにいるのかわからず、どんどん声が小さくなっていた。私の中の社会性がどこかに行ってしまった。元々こうだったのか、いつから変わってしまったのか、未だにアイデンティティが確立されてないのか。

 

高校生くらいの青年が自転車を漕ぎ始めようとしていた。ペダルの上で足が空回りしていた。全然追いついていなかった。私もだった。

 

自分甘やかしDAY

今日もそこそこ陽の光が暑かった。

 

午前中から眉毛サロンと美容院を予約していて、いつもより空いてる電車で移動。眉毛サロンが思っていたよりも早く終わり、公共料金を払うため近くの銀行を探す。いい感じの距離感に見つけて、無事支払いを済ませた。今日の私は勝ち。美容院はここ2年ほど浮気をしまくっていたが、今回予約したところはもう3回目。落ち着くかな。

 

すっきり整った後は無印良品のカフェに。お昼時で混み合っていて、周りがデリを選ぶ中、プリンとカフェラテを注文。スプーンがでかくて一口が大きかった。途中から隣に来たカップルの会話が耳に届いてしまい、なんとなく落ち着かなくなってカフェラテを飲み切った。その後、店内を見て回っていたら、母親からのLINEも煩わしくて買い物に集中できなかった。

 

雑貨屋でキッチンツールに見惚れていたけれど、まず片付けてから、といつも揺さぶられるだけ揺さぶられ、結局手ぶらで帰る。2軒目の雑貨屋では、いい感じのカゴを見つけた。カウンターの上にごろごろ放置されがちの果物をのせることにする。

 

立ち寄るつもりのなかった本屋に吸い込まれると、ステーショナリーコーナーでイラストレーターさんのフェアをやっていた。カラフルなメモパッドを買った。

 

今日は私にしては珍しく、趣味にお金を出した日だった。帰りがけにスーパーに寄ったけれど、家に着いたらへとへとだったので、本物のカレーを作る材料があるのにレトルトカレーになりそうだ。

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